豚熱ワクチン 日田市で散布始まる 福岡でイノシシから感染確認 大分・日田市

2025年09月11日 17:30更新

福岡県で、死亡したイノシシから豚熱の感染が確認されたこと受けて、隣接する大分県日田市で11日から野生のイノシシへのワクチンの散布が始まりました。

 

豚熱はブタやイノシシが感染する伝染病で、高い致死率が特徴で仮に養豚場のブタが感染すれば殺処分が行われます。

 

 

福岡県うきは市では、9月2日死亡した野生のイノシシから豚熱の感染が確認され、日田市の一部が発見場所から半径10キロ以内の感染確認区域に含まれました。その後、大分県が豚熱の経口ワクチンの散布推奨地域に指定されたため、11日から日田市でワクチンの散布が始まりました。

 

 

 

豚熱の経口ワクチンはエサに混ぜてイノシシに食べさせます。

 

大分県は11日から2日間、猟友会と協力して日田市の山の中でイノシシの通り道37か所にワクチンを混ぜたエサを740個散布するということです。

 

 

 

◆県西部振興局 農山村振興部 石田陽一部長

 

「これ以上、豚熱のウイルスが広がらないように、日田市内の養豚の農家さんに必ず(ウイルスが)入らないようにしたい」

 

 

大分県は11日から約1か月後に2回目の散布を行う予定です。県によりますと、豚熱は人が感染することはなく、感染したブタが市場に出回ることはないということです。

 

 

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